難しい心理学や難解な理論は知らないから、私のうちにあるものは、単に良い人間でいたいということかもしれません。悪い人間にはなりたくない。より良い人間になろうと、前向きに生きている人はそう心掛けて生きていると思います。


だから、そんなことをしてはいけないと大まじめに言う人があれば、考えてしまうし、いいことと信じることは、やろうと努める。


それ以上の不純な思いがあるなんて勘ぐるのは、よじれてるし、失礼もいいとこ。


これからは気後れなく「世のため人のため」になりたいと言おうと思います。
これを「欲」と呼ぶなら呼ぶで構わない。
それなら、何を得と感じるか、だと思う。


実際、良いことをすることは気持ちの良いことだし、そう感じることが悪いことのはずもない。
誰かのためになれたときの充実感は生きる喜びのひとつだと思うし、そこで喜びを感じないってのも、変でしょ。もちろん、そこで相手を見下すような人だとしたら、その心のうちは勘ぐってしまうけどね。

人の役に立てたときに喜びを感じるからという理由で、人に力を貸すという行為に「欲」が含まれエゴイズムだなどと、そう論理づけたいなら、それでもかまわないけど、それをあたかも悪いことのように言うのは、間違ってますね。


考えてみれば、本当に当然のことなんだけれど、当時は私も、それはそれは多くのことを考え消化しなければならなかったので、今のように落ち着いて考えられなくて、とても惑わされて余計なストレスになりました。

 
【エゴイズム】
1 自分の利益を中心に考えて、他人の利益は考えない思考や行動の様式。利己主義。
2 哲学で、自我だけが確実に存在し、他は一切認識不能であるとする説。唯我論。独我論

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よくエゴイズムと言ってましたけど、人のためになろうという感情のどこらへんに、この語があてはまるというんでしょうね。